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防火real estate

防火について

最近、平和と言われてきた日本でもピッキング(下図参照)や放火に代表される犯罪が顕著に目立ってきた。これからは、個人で犯罪を防ぐ時代である。 しかし、今まで、そんなことを考えもしなかった犯罪が出てきている世の中では、防犯、防火は簡単には行かない様である。また、防火という点では、建物においては日本では基準法等の法的規制も多く、その点では防火地域等では自由な材料を採用出来ない状況にある。 しかし、その中でも、PULは、防犯と防火を考えた個性的で、満足のいく住まいを実現させられる自信を持っています。。是非、一緒に考えましょう。 まずは、滅多に見ることの出来ない、火事の実物大実験をご紹介しましょう。写真は、基準法における準耐火仕様の木造3階建ての共同住宅です。崩壊に至るまで約一時間。その瞬間を捕らえました。(図1 所長撮影)また、以外と、木造と言えども在来工法等の柱梁構造は少しくらいの火に対しては、表面が炭化することにより火の進行をゆるめ崩壊までにはそこそこ時間がかかるものである。反面、火に強そうな鉄骨は、耐火被覆が無いと以外とあっという間に体力を無くし、崩壊に至るのである。(図2)

 (図1) 国土交通省実大実験(建築研究所にて)
 
 
 
 

 (図2) 火事にあった重量鉄骨の柱
 
 
 

旧建設省 つくば市 建築研究所での木造3階建ての実大火災実験の報告写真を紹介ししたが、結局は準耐火(実験時点ではまだ、法制化の研究段階であった)構造と言えども写真の通りあっという間(約60分ほど)に崩壊してしまう。(鉄骨造はもっと早いと思うが・・・)法律上でも防火構造で30分、準耐火もしくは耐火構造でも崩壊まで45分から2時間程度もてば良いとされるのだから当然と言えば当然だが、外壁材のサイディング等の耐火認定制度等はたして意味があるものなのか、考えてしまう。実大実験は逆に木造でも仕様によりこれだけ火に対して建物が耐える事の証明のために行ったのだが、ここでも私は基準法に対する矛盾点を感じずにはいられなかった。実際に実験終了後に実大実験棟(火を付けた建物)の脇に基準法上の延焼線基準(これだけ離れれば延焼を防げるとされる距離)をクリアーした距離(5M)離れて建てられていた外壁モルタルの建物を調べてみると外壁こそ燃えていなかったが、中身の柱等はすでに真っ赤で実験場に誰もいなくなった後に発火した。(図1・2)それでも、耐えたと言うことで、準耐火のモルタルの必要厚みが、証明されたとしたのである。基準法では防火地域により構造、外壁材等の厳しい制限があり、内装は内装で制限がある。そんなことから昔ながらの外壁が無垢材を利用した建物は現代では別荘や防火無指定地域以外では難しく、内装に至っては、どんなところでも、キッチン等の火を使う部屋については(オープンキッチンやLDKと一体な部屋等)内装に無垢材等を使うことが出来ないわけである。そんな訳で、安いが処理に大変なあの発生材の石膏ボードを大量に使用しているわけである。

 図1  図2
   

本来、リフォームも法的規制の対象ではあるが、役所に発覚するおそれが無いことからリフォームでは以外と自由に内装材が選定されているのが現状である。さて、本来の防火と言うことを最後に考えてみると火事を出さないためには結局は個人のモラル(扱い方)と備えによるところが大きいのではないかと感じる。実際の火事の原因は、たばこ等の火の不始末と放火が多いのであるから・・・そこで、PULは、あえて、このようにした方が良いという仕様は提案しないが、お奨めとして、火を出さなければ火事になる確率が少ないと言うことで、心配な人はオール電化住宅はどうだろうか?たとえば、電気温水器のお湯は、とってもマイルドでお風呂も温泉の様に感じるときがある。(貯湯するのでカルキ分とうが抜けるためなのか?)また、ガス台に代わるIHクッキングヒーターは、最近のものは鍋等も選ばず、熱効率も実はガスよりも上で、強い火力はもちろん、煮物等は遙かにガスより良い。さらに、給湯器等は夜間電力を利用する。さらにオール電化契約の場合、電気代がかなり安くなるのである。考えてみてはどうだろうか?